我が家のふるさと納税は、圧倒的に「フルーツ」の返礼品を選択が多いです。
そのなかでも、毎年、必ず選択しているのは山形のさくらんぼ。
スーパーでみかけるものとはレベチの美味しさなんです。ただ、さくらんぼ狩りには行ったことがなかったので、一度行ってみたいと思っていました。
4月に夫婦でうかがった、山形座 瀧波さんがあまりにステキなお宿だったので、今回は息子も一緒に、山形さくらぼ狩りの旅です。お宿はもちろん、瀧波さん。
さくらんぼ狩り
実は、前回の瀧波さんでの宿泊で、さくらんぼ狩りにおすすめの農園さんがあればと、聞いていました。
そこで伺ったのが、こちらの「松田観光果樹園」さん。
事前にじゃらんで予約をしていきました。赤湯の駅からも比較的近かったです。
時期によってさくらんぼの品種が違います。こちらの農園では3種類を育てていらっしゃいます。年によって、収穫時期は前後するようなのですが、案内板にあった品種と収穫時期はこちら。
- 6月初旬 紅さやか
- 6月中旬 佐藤錦 ★我が家がいただいたさくらんぼ
- 6月下旬 紅秀峰
車を農園の母屋の方に停め、道路を渡ってすぐの、さくらんぼ畑へ案内いただきます。
さくらんぼって、収穫までずっとハウス栽培されていると勝手に思っていたのですが、収穫時期は、ハウスはすべて取り外されていました。山形は雪が降るので、雪の重みで壊れないよう、それまでにハウスは全てはずされ、5月初旬頃に、今度は鳥対策用に天井と畑の横のネットをはったとのこと。
大変な重労働ですね。
最近は、山形も気温が上昇しすぎていて、さくらんぼに適した温度が保たれないこともあるとのこと。さくらんぼだけではないとおもいますが、自然相手の農家さんは大変ですね。
美味しいさくらんぼは、「木で決まる」そうです。木が元気なもののほうが美味しくて、かつ、大きくて、日光がよくあたる場所の木になる子たちが最高に美味しいとのこと。
高い木の上などで、自分たちでは登れないところにあるものは、農園の方が脚立に登ってとってくださいます。自分で狩るのも楽しいけど、やっぱり採っていただいたもののほうが美味しい!
幹の太い大きな30年もののさくらんぼの木もあって、この30年もののさくらんぼが、めちゃ美味しかったです。30分でしたが、かなり満喫できました。
山形座 瀧波
さくらぼ狩りのあとは、早速お宿に向かいます。
チェックインです。
ちょうど、シニアソムリエの久松さんがいらっしゃって、「お帰りなさいませ」とお迎えいただきました。ウエルカムスイーツで出していただいたのは、さくらんぼ!
よく冷えていて、いくらでも食べれます。
お話をうかがっていると、瀧波さんは、本当にリピーターが多いお宿なんだそうです。
また記念日に宿泊される方も多くて、今回は、お誕生日月の方が2名、結婚記念日が1組いらしゃいました。ディナーのときに、みなさんでお祝いしてくださるのでわかります。恥ずかしがらずに申告しておくと、よい記念になりますよ。
記念日に伺いたくなる気持ち、わかるわぁ。
お部屋 KURA04
各自、浴衣の柄を選んで、お部屋へ向かいます。
今回も、前回と同じKURA04のお部屋。
1階でロビーラウンジへの動線も近く、かつ3人だったので広めのお部屋で選択です。
基本的なお部屋の作りなどは前回と同様なので、こちらの記事をご参照ください。
前回と違ったのはお部屋備え付けの露天風呂。暖かい季節になったので、お風呂の蓋が片付けられていました。お庭の木々の緑もいい感じ。
明るい時間に入る露天風呂ってなんて最高なんでしょう。
メゾネット客室であるKURA04は、2階にベッドルームがあります。
もともと広い客室なので、お布団をもうひと組敷いていただいても、余裕の広さ。
快適に過ごさせていただきました。
夜ご飯 1/365
夜ご飯は、お宿唯一のダイニング 1/365でいただきます。
今回は、どんなお料理がいただけるのか、楽しみすぎる。
瀧波マークのはいった、木製のランチョンマット。
瀧波さんのお箸、太さがちょうど良くて、かつ、先端がいい感じに細いので、とても使いやすいんですよね。お宿のショップで、お土産にも購入できます。
お水と一緒に添えられたお花。
今回のメニューの上に記されていた「芒種」梅子黄の頃
七十二候で表された「梅のきみばむころ」です。
七十二候というのは、元々は古代中国で考案された気候をあらわす表現で、日本の風土に合うように改訂されたそうです。1年を、24と72にわけ、四季よりもさらにこまやかな季節の移り変わりを感じられるようにしたもの。
四季のある日本ならではの、季節が感じられる美しい表現。
他の季節の表現は、暦生活さんにわかりやすく掲載されていました。
ではお料理スタート。
最初は、最上川の小鮎。
鮎大好き。苦味が最高。
大人になるとわかる、苦味の旨さ。
息子は、クラフトビール 紅花を。
天童市にあるクラフトビール醸造所 Brewlab.108(ブリューラボ・トウハチ)さんのラガービールで、副原料に県産の紅花と完熟梅が使われいてるそうです。ほんのり微炭酸。
私は、南陽市にあるイエローマジックワイナリーさんのHip Hop Dela。
少し微炭酸で、デラウェアのおいしさがギュッとつまったワインです。
あめおくんは、前回いただいて気に入った「テツ」。
酒米の女王といわれる「愛山」をつかった純米大吟醸。
次は、きゅうりとグリンピースの浅漬け。
きゅうりの花とツルがよい演出。
お椀は、淡竹(はちく)とじゅんさい。
淡竹のシャキシャキ食感とジュンサイのヌルヌル食感がナイスなハーモニー。
霧吹きがかかっているのは日本料理の習慣。
「お料理を作った後、あなたが触れる前には、誰もお椀に触れていません。あたなのためのお料理です」という意味があるそうです。
庄内の天然本鮪。
発酵ウドとクレソン、米こっこ卵のソースが絡みあって美味しい!
お料理にあうのでと、サービスで提供いただいた純米酒 壽。
回遊魚にあうお酒なんだそうです。
社長さんが打たれたお蕎麦。
蕨がはいった蕎麦つゆと絶妙の相性。
こちらも庄内のハタ。
アスパラのタルタルが、あっさりしたハタにあいます。
雪国じゃばらという柑橘系のソースとも抜群のハーモニー。
今回もきました!
福島の仁井田本家さんの濁り酒。
舟形マッシュルームのクロケッタ(イタリア語でコロッケ、ちなみにスペイン語でもコロッケという意味なんですって)。
このクロケッタ本当に美味しい。
そろそろ、ご飯を炊き始める時間。
お口直しのグラニテは、山椒!です。
香りも、味も、まさに山椒で、お口の中がさっぱりと。
今日のお肉は、米沢牛 赤みの美味しい部位 シンタマです。
からの・・・お肉の追加サービス。
9種類の山菜がはいった、山菜の宝石箱。
ご飯炊けました!
デザートには、昼間、さくらんぼ狩りに伺った松田果樹園さんのさくらんぼ。
残ったご飯は、かわいいおにぎりに。
今回も美味しかったです!
冬になるとジビエなどもでてくるとうかがい・・・季節ごとに伺う楽しみが、また増えました。
朝食
朝食も安定の美味しさです。
今回も、美味しいご飯をありがとうございました。
また季節を変えて伺います!
春に行った時の記事はこちら
熊野大社 風鈴
帰りの新幹線まで、まだ時間がありましたので、瀧波さんで教えていただいた、熊野大社におまいりしてきました。縁結びで有名で、東北の伊勢とよばれる、山形県有数のパワースポットなんだそうです。
うさぎの伝説が伝わる熊野大社では、本殿裏には三羽のウサギが隠し彫りされていて、三羽全部を見つけるとご利益があるそうです。
可愛いウサギの縁起物もあり、卯年の2023年は卯年ご縁年ということで、訪れる方も多いとか。
我が家もお迎えしました 熊野大社の「結ひうさぎ」。
一体一体手作りのため表情が違うそうです。
またこの季節は、風鈴に願いを託す縁結び祈願祭「かなで」を開催されるので、色とりどりの沢山の風鈴が境内に。
こういった風鈴の回廊が大社の至る所に設置されています。
「かなで」期間中は、水みくじもあります。
水に浸すと運勢が浮かびあがるおみくじ。我が家もやりました!
ジェラート エン gelato En
参拝の後は、境内をでてすぐのところにあるジェラート屋さんへ。
熊野大社に因んでなのか、3羽の兎のロゴが可愛い。
土地の旬の素材を大切にされているフレーバーばかり。
夏の暑さをしばし忘れる、美味しいジェラートでした。ごちそうさまでした。
後日談 ふるさと納税
さくらんぼ狩りにいってから、数日後に、とどきました。
2023年のふるさと納税。
今年は山形県、天童市産。将棋のまちで有名な市です。
こんなに大きな!
さくらんぼ狩りにも行けたし、充実したさくらんぼYEARでした!