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宿泊記|山形の食文化を堪能!山形座 瀧波 (3)夜ご飯・朝ご飯 

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お宿の名前にある山形座の”座”とは、「集まる」という意味で、山形にあつまるという願いがこめられているそうです。山形県の伝統工芸品や食文化にに触れられる場所という思いが、そこかしこに感じられるお宿のご飯は、リピート確定の美味でした。

そば打ちと日本酒ティスティング

お食事をいただくのはお宿で唯一のレストラン 1/365。中央にキチンカウンターになっていてライブ感溢れるレストランです。

カウンターキッチン以外に、個室もいくつか用意されているようでした

16:30からは、お宿の社長さんのそば打ちを拝見しながら、シニアソムリエ(現在は、名称が変更になりソムリエ・エクセレンス)の久松さんセレクションの山形の3種の日本酒を試飲させていただきます。参加は自由でしたが、8割方のお席が埋まっていました。

社長さんのお話によると、ソムリエ・エクセレンスの資格はかなり難しいらしく、合格率も10%〜20%。このとき、山形在住のソムリエ・エクセレンスは久松さんただお一人のレアキャラだそうです(笑)

お酒のご説明をききつつ、3種類のお酒をいただきました。1つ1つのお酒も個性があって、いただくのもの楽しかったです。

この日、試飲させていただいたのは全て山形のお酒
夜ご飯にあうようにワインと日本酒のペアリング早見表があるのもうれしい

お蕎麦の配合もこだわっていらっしゃるようで、最上早生(もがみわせ)と出羽かおりをブレンドされているということでした。夜ご飯への期待がたかまります。

はじめて山形座 瀧波にお泊まりされる場合は、こちらの企画への参加おすすめです!

社長自ら蕎麦打ちを。ディナーで提供されます

夜ご飯 レストラン 1/365

夜ご飯は、18:40からの一斉スタート。宿泊ゲストで、お料理を一緒に囲む食卓みたいなかんじで、ライブ感がたかまりますね。

使われる食材だけが記載されているこの日のメニュー。

最近、こういったメニューを提供されるレストランが増えましたよね。どんな風にお料理されてサーブされるのか、楽しみ・・・♪

地産地消を意識され、山形県食材が目白押し

テーブルセッティングも素敵。

テーブルセッティングが参考になる!
ワインは、おすすめペアリングに記載があった一品から。

こちらからは、お写真中心に。

よもぎの天ぷら 白神山地のキャベツボール
庄内浜でとれたアーサーと山芋のお椀 
山形県のお酒  龍龍龍龍(テツ) 龍を4つ書いてテツと読むそうです
お造はハタ  うわみず桜の葉っぱ/さくらんぼの塩漬け/温泉の熱で育てたもやし
三陸産ホタテ 山菜コゴミのヌタ和え 蕗のとうパウダーを添えて
社長自ら手打ちされたお蕎麦。出雲そばのように味がこくて、好き!

ワインは、イエローマジックワイナリーさんのもの。

お宿のご近所にあるイエローマジックワイナリーさんのナチュラルワイン

もう、少ししか残ってないのでといわれて、ボトルごと提供されました!太っ腹!

全然少しじゃないですけど?

デラウェア100パーセントのオレンジワインです
サクラマスとおかひじきがいい組み合わせ。

こちらも”サービス”で、全員に提供されたお酒。

福島の仁井田本家さんの濁り酒です。平杯も酒蔵さんから提供されたものということで、裏を返すと、かわいい、カエルのマークが!

シグニチャーメニューのマッシュルームのコロッケ!クリームもマッシュルームなので、マッシュルーム好きの私としては悶絶の美味しさ。

舟形町でできたマッシュルーム
コロッケのなかは行者ニンニクがたっぷり
こちらのタルトもマッシュール
お口直しのグラニテ (森の香り)

からの・・・・ メインは、米沢牛です。火入れの前にみせていただきました。

お肉は、柔らかくて、美味。

ちなみに、この盛り付けのあと、「余りましたのでみなさんで!」と1−2切れ追加でいただきました。もうお腹ぱんぱんです。

美味しいお肉には、お塩が一番あう!
赤身肉の美味しさがたまらない

〆は炊き立てのご飯。「やまがた有機農業の匠」として認定された19名の方のおひとり、黒澤さんのお米です。

各テーブルの前にコンロがおかれて土鍋ご飯が炊かれます
ふっくらと炊き上がった白いご飯!
かおり醤油といっしょに。

山菜好きにはたまらない、天然山菜のおひたし。

山菜の天ぷらが添えられた、春の訪れを感じさせる一品
今日の山菜の組み合わせ

ころんと可愛い、赤いお椀。

先代の頃からつかわれているものだそうです。 後ろには瀧波の刻印がありました
自分でお麩をいれて仕上げます

カウンターキッチンの様子。最後はデザート!用意がはじまっています。

まず、振る舞われたのがこちらのイチゴをシェイクされたジュース。美味!

久松さん特製 いちごのジュース 

伺ったのが4月でしたので、旬のイチゴづくしデザート。甘さも絶妙。美しい一品でした。

クダモノラクエンさんの完熟のいちご 

もしご飯が残ってしまった場合は、夜食用におにぎりにしてただくことも可能です!この日は、セリのお漬物と一緒に握っていただきました。

最後にはシェフからのご挨拶もあり、生産者さんへの感謝と置賜地方の食材を愛されている気持ちが伝わってくる素敵なスピーチでした。

お料理と一緒にいただいた日本酒やワイン、豊富な山形の食材をつかった絶妙なお料理、サービススタッフさんのお気遣いといい、大満足の夜ご飯になりました。

夜のお部屋の露天風呂の様子。冷え込んできたため、最高の温泉三昧です

朝ごはん

ラウンジには、朝の日差しが差し込んでいて、また素敵。

朝ごはんも、夜ご飯と同じレストラン 1/365 でいただきます。

ピクトグラムみたいで、かわいい案内板

朝ごはんは、日本の旅館に来たー!と思える、品揃え。

山形の美味しいお米にあう、数々のご飯のお供が並びます。山形の朝の定番といわれる漬物納豆、山菜、冷奴、牛のしぐれ煮などなど。山形の郷土料理、芋煮には米沢牛まで入っていました!1つ1つの小皿も素敵でうっとりです。

美味しいご飯のおともに、箸が止まりません
朝ごはんにも山菜!
ご飯はお櫃で提供されました

お米を主食に育った放し飼いの鶏卵「米粉こっこ卵」。鉄板の卵かけご飯。

つやつやとした卵と、炊き立てご飯は最強の組み合わせ

デザートには、甘酒と、ヨーグルト、イチゴをそえて。

朝ごはんも、山形の食の魅力を堪能させていただきました。

瀧波 朝のおさんぽ  無料シャトルで「山遊び」

朝ごはんのあとは、瀧波さんの6代目さんにつれられて、無料のツアーに参加させていただきました。マイクロバスで、ご近所の桜の名所、烏帽子山公園ご案内いただき、最後はパラグライダーの体験ができる、高台の南洋スカイパークへ向かいます。

1時間半ほどのツアーですが、赤湯や瀧波さんの歴史をうかがったり、主要なスポットにご案内いただけるので、赤湯初めての方にはぜひ、参加をお勧めします。しかも無料ですしね!

いいお天気。

まずは、烏帽子山公園へ。

烏帽子山八幡宮

あと2週間ぐらいはやければ、桜が満開だったそうです。

烏帽子山公園のあとは、南陽スカイパークへ。

パラグライダーの体験ができるだけあって、かなりひらけた空間。気持ちい〜♪

こちらで、コーヒーをサービスいただき、しばしまったりしました。秋口になると、早朝に雲海が発生することもあり、「天空の世界」が体験できるそうです!

こんな環境で、コーヒーいただけるのは嬉しい

たんぽぽも。

ツアーのあと、お宿にかえり、少し冷えた体を温泉であたためチェックアウトです。

お土産に、レストランで提供されたお米を1つづついただきました。LINEでお友達登録すると、さらに1つ追加でもらえますよ。

お迎えから、お見送りまで、本当に素敵なお宿でした。

帰りは、お天気もよかったので、送迎をたのまず、駅までの道をお散歩がてら歩いて行くことに。駅に向かってテクテク歩きはじめると、たまたま、送迎からもどられるところの、シニアソムリエの久松さんにお会いし、わざわざ車をとめて、ご挨拶いただきました。

また、伺います!

ランチ 食処いもせ

帰りの新幹線までは、まだ少し時間があるので、赤湯の温泉街をお散歩しつつ、ランチをいただきにむかいました。

街中にある足湯

赤湯は、ラーメンの街で有名みたいです。

お宿のそばにある、龍上海さんの辛味噌ラーメンが、有名店みたいなのですが、お昼時とあって、すごい人!道路のそとまで待ち行列ができていたので、サクッとあきらめ、第二候補にしていた、「いもせ食堂」さんへ。駅にむかう途中にあります。

辛味噌ラーメンもありましたが、ここは、普通のラーメンに。

醤油ベースで、美味しい!見た目よりも、ずっとあっさりしている、自家製ちぢれ麺のラーメンです。縦長にきられたチャーシューも美味しい。地元の方と思しき方々で賑わっていました。ごちそうさまでした。

赤湯駅に到着。

赤湯駅
入線してきた「つばさ」

帰りの東京駅で、ふたたび駅弁屋さん「祭」によって、鳥取のかにめし!を購入。

かにの形をした鳥取のかにめし
ぎっしりとつまった、カニがすごい!

最後まで、美味しいもので〆られた、週末でした。

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