今回は、おちあいろうのラウンジ(喫茶室)や館内の様子をご紹介します。
ラウンジ(喫茶室)

おちあいろうの宿泊で楽しみなことの1つ。ラウンジです。お宿のご案内には「喫茶室」とあります(真ん中上)。利用できるのは、チェックイン後〜24時まで、朝は7:00からオープンしていて、宿泊者は自由にドリンクやスイーツを楽しむことができます。天井が高く中央に暖炉があり、冬は暖炉に火がともっているので、また雰囲気がよいです。




ラウンジや、お宿においてあるテーブルなどにおいてあるランプがまた素敵でした。アンビエンテックという日本のメーカーさんのもので、コードレスのテーブルランプです。TURNという名前がついていて、金属でできているのですが、温かみがあり、木製の家具やおちあいろうの雰囲気ととてもマッチしていました。

こちらのラウンジ(喫茶室)は、フードプレゼンテーションのようなものはなく、自由にドリンクを飲んだり、スイーツをいただいたりするかたちの提供です。
飲み物は、生ビール、瓶ビール、ハイボール、ワインといったアルコールから、クランベリージュース、みかんジュース、サイダー、柚子ジュース、ぐり茶、びわ茶、コーヒーといったものまで多様なラインナップです。お部屋の冷蔵庫のラインナップと重なっているものもありますね。ほとんどが無料なのですが、カウンターの奥にあるアルコールだけは有料なので、スタッフさんにお願いして用意いただく必要があります。我が家は無料ドリンクで十分たのしめました。




アイスクリームの冷凍庫もあります。チョコ・抹茶・あまおう♪お風呂あがりにちょこっと寄って、お部屋に持ち帰りいただいていました。乾き物も数種類あり、自由にきて、自由にいただけるのが楽ちんです。ラウンジで暖炉の火をみながら楽しむもよし、お部屋にもちかえってゆっくするもよし。オープンしている時間も長くて使い勝手がとてもよかったです。
あめおくんは、ひたすらビールをのんでいましたので、まさに漬け込みされた2泊3日。「おちあいろう」ならぬ、「つけこみろう」だったと、なぞの親父ギャグをいって、満足気でした。





遊戯室
こちらは遊戯室です。夜ご飯の後にビリヤードをやった場所。昼間だと日差しが差し込んで、また雰囲気がちがいます。






お庭&つり橋
遊戯室の先から外にでられるようになっていて、庭園・つり橋を散策することができます。

外に出ると、ちょこっとした庭園になっています。冬だったので、緑は少なかったのですが、それでも楽しめました。今度は、グリーンシーズンに来てみたいです。


つり橋は渡ることができます。結構ゆれますよ。


こちらは、旧おちあいろうの建物。お風呂から見えるたてものがこちらです。もう使われていないそうで、リニューアルするような計画もあるようですが、結構古い建物なので、全面的に改装が必要でなかなか検討がすすまないとスタッフさんがおしゃっていました。

吊り橋からみえた、テントサウナ。夏のシーズンだけのようですが、こちらでプライベートのサウナ体験ができるそうです。水風呂は、目の前の川というワイルドな趣向。

季節がかわるとまた違った雰囲気になるのだろうなぁと思います。
文化財ツアー
最後に、2日目の午前中に参加した文化財ツアーを簡単にご紹介します。たまたま、この日は私たちだけだったのですが、お時間に余裕があれば、昔の建築の手法やお宿の歴史を知ってより宿泊を楽しむことができるので、ぜひ参加されることをお勧めします。

昭和8年に建築がはじまったおちあいろうには、7つの文化財があります。立ち入りができないといところもあるので、写真なども併用しながらご説明いただくのですが、実際にお話をうかがいながら館内をまわり、色々なお話も伺えたので大変勉強になりました。玄関や私たちが宿泊した客室も文化財登録されているものの1つだそうです。
こちらも文化財の1つ、「紫檀(シタン)」と呼ばれる宴会場。108畳の広さを誇り、結婚式なども催されるそうです。シタンとは木の名前で、非常に硬くて加工は難しいそうですが、耐朽性はが優れているので、古くから工芸用に利用されてきたようです。紫檀の間には、紫檀でできた大きな床柱があり、圧巻でした。紫檀はかなり成長の遅い木なので、ここまで大きくなるには、数百年の年月がかかっているそうです。



こちらも文化財の1つ。配膳室階段棟です。紫檀の宴会場と配膳室をつなぐ階段で、入れ違いになっているのは、お客様と従業員の方がうまくすれちがえるように、かつお料理をさめないようにサーブできるよう、こういった作りになっているんだそうです。


このほか、おちあいろうで使用されている結霜ガラスと呼ばれる窓ガラスのお話をうかがいました。もう日本で製造されているところほとんどないので、割れたら、別のものをいれるしかなそうです。30分弱でしたが、大変有意義な時間でした。

最後に、文化財ツアーではありませんが、ちょうど雛まつの季節でもありましたので、あちこちに、雛飾りがかざられていました。こういったところにも季節感を感じられてすてきでした。



