旅の楽しみの1つは、なんといってもお食事ですよね。おちあいろうは日本旅館ということもあり、和食がいただけます。お食事処の個室でいただく形式なので、周囲に気兼ねなく楽しめるのもよいところ。ただ、お部屋は和室のつくりで、襖で仕切られているだけなので、お隣に声が聞こえないわけではないので、ご注意を(笑)
1日目 夜ご飯
夜ご飯の時間になって、お食事処に向かいます。すでに、お支度がされていて、「葵」のお部屋のプレートと一緒に、今日のメニューがおかれていました。メニューをみるだけで美味しそう♪桜の木でつくられたと思われるランチマットがしかれていて、先付けが並んでいます。
オールインクルーシブなので、基本的なドリンクは宿泊料金に含まれています。日本酒、ビール、ワイン、焼酎、ソフトドリンクなどから選択が可能です。和食なので、静岡産の日本酒をいくつかいただきました。
前菜をいただいていると運ばれてきたのが、サザエの酒蒸し!海の香りがふわーっと口の中に広がって美味〜。
天城軍鶏(しゃも)のスープには、おちあいろう特製の七味が合うということで、一緒におもちいただきました。この七味、本当においしくて!見ると、バジルやガーリック、山椒や柚子などもブレンドされていて、汁物だけでなく、揚げ物などにもアクセントとしてすごく合うんです。おちあいろうで、お土産に販売されていたので、購入しました。製造は、長野の善光寺でお店を構えられている老舗 八幡屋礒五郎さんのもの!日本の三代七味唐辛子の1つに数えられているお店です。
お造りは、アマゴの漬け、ヒラメに伊豆産のレモンを添えて。漬けの旨みも美味しい、一方で、レモンを絞ったヒラメのお刺身もあっさりして美味しい。お塩をつけていただきました。
揚げ物は、肉厚の原木しいたけの天ぷら、春巻き、タラの芽のフライ。春を感じますね〜。付け合わせの金柑がまた美味しい。ちゃんとタネがとられているのも流石!
焼き物は、竹の子と、真鯛の西京焼き。たけのこって、焼いて食べるのが一番好き。おうちでは、なかなかできないので、お店ででてくると嬉しいです。
お肉は、静岡産サーロインのわら焼きとそら豆です。お肉が柔らかくて、とろけます。わさび、お塩、お味噌から好きなものをつけていただきます。上質なお肉って、胃にもたれないのですよね。
〆のご飯には、驚きがまっていました。桜エビのご飯とあったので、てっきり、土鍋にたきこまれてでてくるかとおもったら、炊き立てご飯に、桜エビの素揚げと海苔がのっているんです。これが、サクサクで美味しい!赤だしと香の物もついて、至福のご飯でした。最後に、ゆずだんごと苺と練乳のアイスクリームをいただいて終了!
静岡の地物、季節の物がたくさんいただけて、大満足の夜ご飯でした。ただ、1つ改善していただけるとしたら・・・おしぼり。使い捨てだったのですよね。感染症対策なのかもしれませんが、ここは、タオル地のおしぼりが提供されるほうがよかったなぁ。
最後に、献立のスタンプをご紹介。1つ1つちがうスタンプがおされていて、とっても可愛かったです。桜やたけのこ、猪など、季節を感じるスタンプでした。
お夜食
お食事がおわったあと、「お夜食必要でしたら、夜10時までにフロントに連絡いただければ、おにぎりお持ちできます」と、うれしいお知らせが。今回19:30スタートの夜ご飯だったので、終わったのが21時をすぎていたのですが、せっかくだからと、1人前だけお願いしました。1人前は、小ぶりな塩むすび2つです。
こちらの塩むすびが、また、美味しくて!おにぎりって、中になにか具をいれないといけない・・みたいな感覚で思ってましたけど、美味しいご飯にお塩だけでも十分なのですね。おかげで、旅行から帰ってからも、我が家では塩むすびブームがつづいています。
食後のビリヤード
おちあいろうには、「娯楽室」と呼ばれるスペースがあります。ビリヤード台や卓球台、昔のゲーセンにあったようなテーブル型のゲーム機などがおいてあり、宿泊者は自由に利用することができます。スペース的な都合?か、ビリヤード台や卓球台はすこし小さめサイズなのですが、早速、食後のビリヤードを楽しみました。
普段は、わざわざ行かないのですが(笑)、リゾートに来ると無性にやりたくなるんですよね。海外のビーチリゾートには、結構、ビリヤード台が置いてあることが多くて、息子のビリヤードデビューも、とあるビーチリゾートでした。まだ、息子が小さい時に行った家族旅行で、綺麗な海でたくさん泳いだり、クルージングしたりしたのに、「何が一番楽しかった?」ときいたら「ビリヤード!」といわれて、膝から崩れ落ちそうになったことがあります・・・。
ともあれ、年齢問わずにできますし、食後でも、みんなでワイワイできておすすめです。
2日目
さて、2日目の夜ご飯です。1日目とはまたちがった趣向で楽しめます。
最初は、食前酒の日本酒から。
先付けも、昨日とはガラッとかわり。たけのこのフライ、栗の白あえ、アボカドとわさびの海苔巻き。河津桜がそえられていて、季節を感じます。
先付けのあとにでてきたのは、修善寺湯葉です。アマゴの卵がのっていて、よいアクセントになっています。見た目も華やかにしている花穂じそが、薬味としてもきいています。
本日のお造りは、真鯛でした。お皿がまるで水面のようで美しかったです。
煮物は、金目鯛と茄子。伊豆といえば金目鯛ですね。炙られた小さなご飯も一緒についてきて、濃厚なお出汁と一緒にいただくと、ベストマッチ。
お肉は、天城軍鶏のわら焼き。弾力があり、シンプルな味付けがまた、素材の良さをひきたてます。
本日のメインは、静岡牛のすきしゃぶ!すき焼きのタレが入ったお鍋に、しゃぶしゃぶしていただくお料理です。お肉で、クレソン、白髪ネギ、菜の花、山芋、きのこがまかれていて、これがまたあいます。お鍋にはたっぷりのネギが浮かべられていて、すき焼きとおなじように卵でいただきます。卵の濃厚さから、おそらく黄身だけで作られた卵だれ。贅沢・・・。私はクレソンが一番好きでした!
〆には、黒豆が練り込まれたうどん!あっさりとしたお出汁でいただきます。見た目は、おそばみたいですが、味はおうどん。細めなので、稲庭うどんみたいです。
デザートは、メロンの紅茶ゼリーのせ、柚子シャーベットでした。すきしゃぶのような濃いめのお料理のあとは、さっぱりとしたデザートがさらに美味しく感じました。
ごちそうさまでした!
この夜も、お夜食におにぎりをお願いしました。美味しすぎて、写真を撮る前にたべられてしまったの図↓ 2人前お願いしたので、本当は4つもってきていただきました。
夜のおちあいろうもまた、素敵です。