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宿泊記 | これぞ日本のおもてなし、極上の温泉宿!おちあいろう(5) ラウンジ&館内の様子

今回は、おちあいろうのラウンジ(喫茶室)や館内の様子をご紹介します。

ラウンジ(喫茶室)

おちあいろうの宿泊で楽しみなことの1つ。ラウンジです。お宿のご案内には「喫茶室」とあります(真ん中上)。利用できるのは、チェックイン後〜24時まで、朝は7:00からオープンしていて、宿泊者は自由にドリンクやスイーツを楽しむことができます。天井が高く中央に暖炉があり、冬は暖炉に火がともっているので、また雰囲気がよいです。

おちあいろうのラウンジ
大きな梁がかっこいいつくりです

暖炉の火があたたかい
部屋の奥には暖炉用の薪がたくさん

ラウンジや、お宿においてあるテーブルなどにおいてあるランプがまた素敵でした。アンビエンテックという日本のメーカーさんのもので、コードレスのテーブルランプです。TURNという名前がついていて、金属でできているのですが、温かみがあり、木製の家具やおちあいろうの雰囲気ととてもマッチしていました。

アンビエンテックのTURNランプ ほしい・・・・

こちらのラウンジ(喫茶室)は、フードプレゼンテーションのようなものはなく、自由にドリンクを飲んだり、スイーツをいただいたりするかたちの提供です。

飲み物は、生ビール、瓶ビール、ハイボール、ワインといったアルコールから、クランベリージュース、みかんジュース、サイダー、柚子ジュース、ぐり茶、びわ茶、コーヒーといったものまで多様なラインナップです。お部屋の冷蔵庫のラインナップと重なっているものもありますね。ほとんどが無料なのですが、カウンターの奥にあるアルコールだけは有料なので、スタッフさんにお願いして用意いただく必要があります。我が家は無料ドリンクで十分たのしめました。

ぐり茶やびわ茶
生ビールとハイボールのサーバー
ソフトドリンク各種   下の段にある伊豆・ミルクプリンが美味しかったです!
ビール

アイスクリームの冷凍庫もあります。チョコ・抹茶・あまおう♪お風呂あがりにちょこっと寄って、お部屋に持ち帰りいただいていました。乾き物も数種類あり、自由にきて、自由にいただけるのが楽ちんです。ラウンジで暖炉の火をみながら楽しむもよし、お部屋にもちかえってゆっくするもよし。オープンしている時間も長くて使い勝手がとてもよかったです。

あめおくんは、ひたすらビールをのんでいましたので、まさに漬け込みされた2泊3日。「おちあいろう」ならぬ、「つけこみろう」だったと、なぞの親父ギャグをいって、満足気でした。

ロックアイスもおいてありました
佐賀の嬉野茶をつかった抹茶アイスが美味しかった!かばのマークがかわいい
チョコレートやちょっとしたスナックの乾き物
書籍もおいてあって、閲覧することができました
昼間っからのワインも最高

遊戯室

こちらは遊戯室です。夜ご飯の後にビリヤードをやった場所。昼間だと日差しが差し込んで、また雰囲気がちがいます。

sazae
宿泊記 | これぞ日本のおもてなし、極上の温泉宿!おちあいろう(4) 夜ご飯 旅の楽しみの1つは、なんといってもお食事ですよね。おちあいろうは日本旅館ということもあり、和食がいただけます。お食事処の個室でいただく...
遊戯室の全体像
ミニエアホッケーも!
サッカーの遊具も
ストツー! この形式でみるのは初めて
ビリヤードや卓球用具もそろっていました

お庭&つり橋

遊戯室の先から外にでられるようになっていて、庭園・つり橋を散策することができます。

庭園入り口の看板

外に出ると、ちょこっとした庭園になっています。冬だったので、緑は少なかったのですが、それでも楽しめました。今度は、グリーンシーズンに来てみたいです。

おちあいろうの建物の横をとおってつり橋へ
苔と石  苔好きなので、こういうのに惹かれます・・・・

つり橋は渡ることができます。結構ゆれますよ。

つり橋へ
つり橋から、おちあいろうをみたところ

こちらは、旧おちあいろうの建物。お風呂から見えるたてものがこちらです。もう使われていないそうで、リニューアルするような計画もあるようですが、結構古い建物なので、全面的に改装が必要でなかなか検討がすすまないとスタッフさんがおしゃっていました。 

吊り橋からみえた、テントサウナ。夏のシーズンだけのようですが、こちらでプライベートのサウナ体験ができるそうです。水風呂は、目の前の川というワイルドな趣向。

テントサウナ

季節がかわるとまた違った雰囲気になるのだろうなぁと思います。

文化財ツアー

最後に、2日目の午前中に参加した文化財ツアーを簡単にご紹介します。たまたま、この日は私たちだけだったのですが、お時間に余裕があれば、昔の建築の手法やお宿の歴史を知ってより宿泊を楽しむことができるので、ぜひ参加されることをお勧めします。

梅がちょうど満開でした

昭和8年に建築がはじまったおちあいろうには、7つの文化財があります。立ち入りができないといところもあるので、写真なども併用しながらご説明いただくのですが、実際にお話をうかがいながら館内をまわり、色々なお話も伺えたので大変勉強になりました。玄関や私たちが宿泊した客室も文化財登録されているものの1つだそうです。

こちらも文化財の1つ、「紫檀(シタン)」と呼ばれる宴会場。108畳の広さを誇り、結婚式なども催されるそうです。シタンとは木の名前で、非常に硬くて加工は難しいそうですが、耐朽性はが優れているので、古くから工芸用に利用されてきたようです。紫檀の間には、紫檀でできた大きな床柱があり、圧巻でした。紫檀はかなり成長の遅い木なので、ここまで大きくなるには、数百年の年月がかかっているそうです。

108畳あると流石にひろい!
紫檀(シタン)の立派な床柱 
襖の模様も美しい

こちらも文化財の1つ。配膳室階段棟です。紫檀の宴会場と配膳室をつなぐ階段で、入れ違いになっているのは、お客様と従業員の方がうまくすれちがえるように、かつお料理をさめないようにサーブできるよう、こういった作りになっているんだそうです。

階段棟
階段棟の天井は、鶉杢目(うずらもくめ)と言われと呼ばれる模様が浮き出る屋久杉がつかわれています

このほか、おちあいろうで使用されている結霜ガラスと呼ばれる窓ガラスのお話をうかがいました。もう日本で製造されているところほとんどないので、割れたら、別のものをいれるしかなそうです。30分弱でしたが、大変有意義な時間でした。

最後に、文化財ツアーではありませんが、ちょうど雛まつの季節でもありましたので、あちこちに、雛飾りがかざられていました。こういったところにも季節感を感じられてすてきでした。

廊下に飾られていた雛飾り
こじんまりしていて可愛い
ラウンジの横には、立派なお雛様
何気なくおいてある置物もかわいい
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