旅のキッカケ
春に、函館の五稜郭を見に行った際、レストランで、サービスの方と、北海道の魅力について、お話する機会がありました。自ら「道産子ですから」とおっしゃる北海道愛にあふれた方で、「今後、行かれるなら、絶対に道東がオススメです」と激推しいただき、色々なスポットや魅力を語っていただきました。それならばと、さっそく調べた私達。
釧路湿原の映像に出会ってしまいました・・・・。
釧路湿原行ってみたい・・・・しかも、カヌーで巡りたい!最近パドルスポーツにはまっている我が家にとって、リバーカヌーは魅力的すぎます。ということで、釧路へ!
他のパドルスポーツに挑戦した様子はこちら↓


たんちょう釧路空港
空港の位置とタンチョウ
釧路湿原へ向かうには、たんちょう釧路空港が最寄りになります。空港の愛称って、ユニークなものが多いですよね。釧路はタンチョウ推しのようです。ほかに、動物の名前がついた空港といえば、コウノトリ但馬空港や、対馬やまねこ空港などがあります。

タンチョウとの衝突事故も発生しているようで、レンタカーを借りた際に、下記のパンフレットと釧路市動物円の保護マグネットをいただきました。


濃霧で有名な空港
たんちょう釧路空港のある釧路は、霧でも有名です。特に、夏の間6月~8月の夏の間は発生率が高く、釧路気象台によると、月の半分ぐらいの日数で発生しているようです。そのため、釧路空港には最新の誘導するシステムが装備されていて、大幅に就航率が改善されています。
出発時、掲示板に「釧路空港 視界不良のため引き返すことがあります」とあったのですが、誘導装置があるので大丈夫かな・・・と思っていたんです。ところが、機内での機長さんのアナウンスでは、「通常は高度な誘導装置があるため、霧が濃い場合でも着陸が可能なのですが、現在、誘導装置が不定期のメンテナンス中のため、行ってみないと着陸できるかわかりません。現時点では、五分五分とみています」とのご案内が・・・。
「えええええええっ・・・・・。まじですか・・・・」

釧路到着
かなりドキドキして過ごした、1時間半。ゴーアラウンドもなく、着陸してもらえました!機長さん、ありがとう!!!!JALありがとーーーーー。



宿泊ラビスタ釧路川
到着は午後だったので、釧路に前宿泊し、翌日早朝のカヌーに備えます。カヌーをお願いするショップさんが、釧路市内から15分ほどのところだったので、釧路市内中心のラビスタ釧路川に宿泊しました。ごはん屋さんも近くて、便利な立地です。
ラビスタ釧路川 お部屋
お部屋は、シンプルな造りのビジネスホテルです。お部屋にバスタブはなく、シャワーのみなのですが、大浴場を利用しましたので、お部屋のシャワーは使いませんでした。釧路市内には、同価格帯のホテルが何軒かあったのですが、今回は、サウナが充実していそうなラビスタさんを選択!
また、駐車場が併設されていますが、平置きは数が限られていて、私達のあとから到着された方は、立駐に案内されていました。



お部屋からは、釧路川とフィッシャーマンズワーフなどが見えました。こちらお昼の様子なのですが、翌朝はまた霧がでて、あたりが真っ白です。こんなにも違うものなのですね。


ラビスタ釧路川 温泉&サウナ
温泉は、13Fにあります。女性は、入室の際につかうパスワードがあり、チェックイン時にフロントで渡されました。温泉は、ややぬるめの設定で、まったりと浸かれ、小さめの露天風呂もあります。同じ13Fには、眺望ラウンジがあって、釧路市内を眺めることができ、無料のアイスキャンディのサービスもありました。
サウナ
サウナは、ヒノキの香りがするカラカラ系です。明るく、男性側にはTVがあり、女性側にはTVなしです。水風呂は、若干ぬるめでした。口コミをみると、冬に行っている方は、キンキンに冷たいとあるので、特別な温度管理がされておらず、単に気温の問題ですかね?9月にいったときは、もう少し冷たかったらよいのに・・・という体感でした。
ととのいスペース的には、露天風呂の横にととのい椅子が2脚、女性はなし。女性は内風呂に、流木のような長椅子があるのみだったので、ぜひ、椅子はおいてほしいです。話をきいていると、どうやら男性のほうがサ室が広そうなので、若干つくりが違うのかもしれません。
男性 | 女性 | |
温度 | 不明(チェックせず) | 不明(チェックせず) |
水風呂 | あり | あり |
ととのいスペース | 外に椅子あり | サウナ横に長椅子あり |
外気浴 | 露天風呂横 | 露天風呂で代用 |
ラビスタ釧路川 朝食
朝食は1Fでブッフェ形式です。朝から魚介類が豊富なのは、釧路だから?自分で好きな具をのせてつくる、のっけ丼もありました。



夜ご飯 炉ばた 八
釧路の夜の様子です。
釧路といえば、炉端焼きということで、夜ご飯はホテルから徒歩でいける炉ばた八さんへ。お店の暖簾が、カッコイイです。北海道の魚介類と、焼き物を沢山いただきました!ちょうど、個室もあいていて、ゆっくり堪能。やっぱり北海道は魚介類が美味しいです。お店の雰囲気もよくて、大満足の釧路の夜。











釧路湿原 モーニングカヌー
さて、いよいよ、釧路湿原カヌーです。今回お世話になったのは、マーシュ&リバーさん。夏は、朝、昼、午後と3コースあるのですが、朝の静けさの中のカヌーがいいなと思い、8:20集合のツアーでお願いしました。
一度、オフィスに集合し手続きをして、出発地の細岡カヌーポートまで、車で移動します。一番、釧路湿原を感じられるコースということで、かなりワクワク。私達のほかにも、数グループいらっしゃったので、全員の集合をまって、出発です。



細岡カヌーポートにつくと、カヌーの乗り方や注意点の説明していただき、グループ毎にカナディアンカヌーに乗り込み出発。それぞれにガイドさんがついていただき、一番後方で、舵をとっていただきながら、湿原のポイントや様子を説明していただきます。

湿原と、空と、川を下るカヌーだけの空間。釧路湿原の中をながれる釧路川は、護岸工事などがされていないため、川岸にぶつかる水音が全くしません。本当に、本当に静かな空間を、スーとカヌーが進みます。ただただ、流れに従って、下っていきます。時々聞こえる、鳥の鳴き声や木々が風に揺れる音だけと、私達だけの世界。
出発してすぐ、早朝からかかっていた霧の中から、タンチョウが登場。ツガイのタンチョウは、想像していたよりも、ずっと大きく、美しく荘厳でした。アイヌ語で「サルルンカムイ(湿原の神)」といわれるそうですが、まさに、カムイ(神)です。静かにタンチョウの横を通り過ぎると、鹿の親子がこちらを見ていました。かわいい。


幸運なことに、このあとも、鹿やオジロワシ、オオワシにも出会うことができました。ガイドさんのお話も楽しく、野生動物や湿原の魅力を伺いながら、蛇行する釧路川と湿原を楽しみます。湿原の風景そのものが、本当に素敵で、あっという間の90分でした。来てよかった。
ガイドさんからも、「一生懸命漕がなくていいので、ゆっくり釧路湿原を堪能してください」と言っていただいたので、ほとんど、パドルは漕がず、満喫させていただきました。また、春や秋、冬はまた、違った面白さがあるとのことで、ぜひ、別の季節にも伺ってみたいです。特に、真っ白な雪の中の湿原は、一度、行ってみたいなぁ。相当寒そうだけど。




ゴール地点の岩保水水門に、お迎えにきていただいて、オフィスに戻り解散です。帰る途中で、道を横切るキツネも見かけました。北海道ってスゴイ!
後日、ツアー中に撮影いただいた写真もいただいて、本当に貴重な釧路川カヌー体験でした。
